Dr. アザラシのダイエット記録

医者の不養生とはよくいったもので、すっかりアザラシ体型となったDr. アザラシ。最近のブームに乗り、糖質制限的なものを行なっていきます。また、医者としての生活も少し垣間見えるかもしれません。

ダイエット2日目朝~レコーディングを医学的に考察する~

体重83.7キロ(前日比-0.2キロ)

体脂肪29.4%

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本日から本格スタートといったところです。昨日も普通にやってましたが。

体重は0.2キロしか減ってません。元の体重が多いので、誤差と言われればそこまでですが、増えているよりは遥かにマシなのではと考えます。

 

今朝は時間もなく、素早く出てきてしまいたかったので、豆乳1杯だけの食事としております。

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朝食を摂らないと…という議論に関しては、昨日も触れましたが、どっちでもいいのかなと考えてます。糖質制限を提唱している某江部先生も、朝はコーヒーだけとの事ですし。

 

レコーディングダイエットを内科医として考察してみる!

今でこそ、ダイエット界では当たり前となっているレコーディングダイエット。

某岡田さんの『いつデブ』は、その界隈ではバイブルとして有名です。

非常にシンプルかつ簡単な方法で、多くの人が実践しています。

 

このレコーディングに関してですが、一応、内科医をしているので、医療の現場と照らし合わせながら、考察してみようと思います。

考察という程の内容ではない、当たり前のことですが…

 

体重を一番気にしている内科は、肥満症や糖尿病を扱う糖尿病内科ではなく、心不全を扱う循環器内科だと個人的には考えています。

 

心不全とは、心臓の機能の低下に伴う浮腫の病気です。胸に水が溜まることで呼吸が苦しくなったり、身体(特に下肢)に浮腫がでる病気です。

 

浮腫を取る治療としては利尿薬の投与で、要らない水分を尿として出してしまうことが、主です。

 

その簡便な治療効果の判定としては、自覚症状などに加えて体重が用いられることが多いです。

特に外来で心不全治療する際には、体重測定は簡便でありながら、その病態を把握するのに有用です。具体的には、体重が1-2週間で5-6キロ急激に増えてくることなどあれば、すぐに病院を受診して下さい、と言った感じです。

 

もちろん、胸の音を聴いたり、身体を触ったりすることで、浮腫を評価しますが、どうしても主観が入りますし、微細な評価は困難です。その一方、体重が全てとは言いませんが、誰が測定しても変わらないという意味で客観的ですし、微細な変化も捉えられます。

 

話が、長くなりましたが、要するに簡単に客観的に自分の状態を把握することが大切!ということです。

ですので、ダイエットにおいて体重測定は欠かせないと考えます。

 

こういった医学的な内容も、たまには混ぜないとタダのメタボアザラシですので、書いてみました。

よろしければ、何かのご参考に。


いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)

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